【Civilization6】アピールの意味,仕様を解説

 Civ6のシステムの中でもひときわ複雑であるアピール。この記事ではアピールに関する仕様を解説する。

大まかなまとめ

  • アピールは近郊部を建てる時と観光力を出すときに重要となる
  • 文化,自然的なタイルと隣接するとアピールが上がる。工業,軍事的なタイルと隣接するとアピールが下がる
  • 山岳,自然遺産は常に高アピールを維持できる優秀なタイルである。逆にジャングル,氾濫原地帯はアピールが低くなりがちである

アピールとは?

 アピールとはタイルのステータスの1つである。
 これは近郊部区域の住宅,または国立公園等の観光力出力にかかわるステータスであり,要はゲーム内の人々から見たその土地の魅力を表している。森林や山岳に近ければ自然豊かな住みよい土地と感じるだろう。逆に軍事基地や工業地帯の隣は不快と感じるだろう。そういった人々の選好を表したシステムがアピールである。


アピールの活用

近郊部区域

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 アピールが与える最も主要な影響は近郊部区域の隣接ボーナスである。近郊部区域によって増える🏠住宅の数は,設置するタイルのアピールによって決まる。

アピールレベル アピールの数字 🏠住宅
最高 4以上 6
素敵 2~3 5
平凡 -1~1 4
不快 -2~-3 3
最悪 -4以下 2




観光力出力タイル

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 アピールは観光力を出すためにも重要なステータスである。シーサイドリゾートは設置の条件としてアピール「最高」以上が必要であり,国立公園は当該4タイルのアピールが「素敵」以上でなくてはならない。また,シーサイドリゾート。国立公園,スキーリゾートの出す観光力はアピールの数値に依存する。



その他

 オーストラリアのUAでは,専門区域はアピールレベルに応じて隣接ボーナスを得ることができる。マプチェのUIであるケマムルはアピールレベルに応じて文化力を得る。



アピールの計算

 では,そのタイルのアピールはどのように決まるのか。アピールはベース値がある場合はベース値,無い場合は隣接タイルの影響で決まる。その後,偉人などその他の効果によって最終的なタイルのアピールが決まる

ベース値

 当該タイルが山岳か自然遺産の場合は,アピールの数値は隣接タイルの影響を受けなくなり,その代わりに一定のベース値がアピールとなる

地形 アピール
自然遺産 5
山岳 4
その他の地形 なし

隣接タイル

 ベース値が無い地形は,隣接タイルによってアピールが変動する。重要なのは,そのタイル自身の影響は受けないということである

隣接 変動
自然遺産「ウルル」 +4
自然遺産,パイリダエーザ*1,ホッケーリンク*2都市公園*3スフィンクス*4 +2
ゴルフコース*5,シャトー*6,ナスカの地上絵*7 +1
聖地,劇場広場,総合娯楽施設,ウォーターパーク,ダム,運河,文化遺産 +1
山岳,沿岸,森林,オアシス,湖 +1
1辺以上川に隣接 +1
工業地帯,兵営,空港,宇宙船基地 -1
熱帯雨林。湿原,氾濫原 -1
鉱山,採石場,油井,洋上プラットフォーム,滑走路 -1
略奪されたタイル -1


少しわかりづらいので,ここまでの内容を例題で考えてみよう。


その他の効果

 アピールはベース値と隣接タイル以外の効果によっても変動する。

  • 遺産「エッフェル塔」は文明の全タイルのアピールを+2する。「ゴールデンゲートブリッジ」は建設都市のアピールを+4する。
  • 大技術者「アルヴァ・アールト」「チャールズ・コレア」はそれぞれ使用した都市のアピールを+1,+2する。
  • ブラジルは熱帯雨林の隣接効果を-1→+1とする。アメリカは国立公園を建てた都市のアピールを+1する。

おわり( ))



参考文献

*1:ペルシアのUI

*2:カナダのUI

*3:総督”梁”の昇進で設置可能

*4:エジプトのUI

*5:スコットランドのUI

*6:フランスのUI

*7:ナスカの宗主国ボーナス